善光寺の戒壇巡りは心霊スポット?49mの暗闇と恐怖の正体

善光寺の戒壇巡りは心霊スポット?49mの暗闇と恐怖の正体
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こんにちは。ふくふく開運ナビ 運営者「ちか」です。

「善光寺の戒壇巡り」に行こうと思って検索してみると、「心霊」というドキッとする言葉が出てきて不安になっていませんか。実は、私自身も初めて行くときは「善光寺のお戒壇巡りは怖い場所なのかな」と少し構えてしまった経験があります。特に善光寺へお戒壇巡りに1人で行く予定の方や、狭い場所が苦手で善光寺の戒壇巡りは閉所恐怖症でも大丈夫かと心配されている方にとっては、切実な問題ですよね。真っ暗闇の中でパニックになったらどうしよう、甲斐善光寺の戒壇巡りでもパニックになったという話を聞いたことがあるけれど大丈夫かな、と足がすくんでしまうかもしれません。でも、安心してください。そこで語られる善光寺での不思議体験や、暗闇の中で触れる善光寺の戒壇巡りの錠前には、単なる怖さを超えた深い意味と感動が隠されています。

  • なぜ戒壇巡りで「心霊」や「光」を感じる人が多いのか、その科学的な理由
  • 長野善光寺と関善光寺の違いや、それぞれの「怖さ」の特徴
  • 閉所恐怖症の人が事前に知っておくべき回避策と安全な巡り方
  • 恐怖の先にある「生まれ変わり」のご利益と正しい参拝方法

この記事の信頼性について
この記事は、私自身が実際に各地の寺社を巡り、現地で感じたエネルギーや体験、そして公的な資料に基づいた事実を組み合わせて執筆しています。単なる噂話ではなく、皆さんが安心して参拝できるよう、科学的な視点とスピリチュアルな視点の両方から「真実」をお伝えします。

善光寺の戒壇巡りで心霊が囁かれる理由

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善光寺の戒壇巡りは、単なる観光アトラクションではありません。なぜこれほどまでに「怖い」「何かが出る」と噂されるのか、その背景には、意図的に設計された「死の体験」と、人間の脳の不思議なメカニズムが関係しています。多くの人が感じる「恐怖」は、実は霊的なものではなく、あなた自身の生命力が「死」という非日常に反応している証拠なのです。

善光寺のお戒壇巡りは本当に怖いのか

結論から言うと、善光寺のお戒壇巡りは「大人でも足がすくむほど怖い」と感じる人が多いのが現実です。これは決して皆さんを脅しているわけではなく、それくらい本格的な「漆黒の闇」が体験できる貴重な場所だからこそ、正直にお伝えしておきたいのです。

通常、私たちが「暗い」と感じる場所、例えば夜道や消灯後の寝室でも、月明かりや街灯、家電のランプなど、わずかな光源が存在しています。しかし、戒壇巡りの回廊は物理的に光が完全に遮断された空間です。「一寸先も見えない」という慣用句がありますが、ここでは比喩ではなく、文字通り自分の目の前にかざした手のひらさえ全く見えない状態に置かれます。

視覚からの情報が100%遮断されると、人間は本能的に強い不安と恐怖を感じます。これは「暗闇には捕食者が潜んでいるかもしれない」という、太古の昔から私たちのDNAに刻まれた生存本能による警戒警報です。そのため、普段は冷静な大人であっても、あの一歩足を踏み入れた瞬間の「闇の重さ」には圧倒されてしまいます。「空気が重い」「何かがいる気がする」と感じるのは、あなたの感覚が研ぎ澄まされ、全身全霊で周囲の情報を得ようとしているサインです。つまり、怖いと感じるのはあなたが臆病だからではなく、生物として正常な防衛本能が働いている証拠なんですよ。

さらに、善光寺の戒壇巡りは、ただ暗いだけではありません。狭い通路を壁伝いに進むという行為そのものが、私たちの心理的な圧迫感を増幅させます。壁の冷たさ、前を行く人の衣擦れの音、そして自分の足音だけが響く空間。この特異な環境が、「心霊スポット」という噂を生み出す土壌になっていることは間違いありません。でも、だからこそ、その恐怖を乗り越えて出口の光を見た時、私たちは「生かされている」という強烈な実感を味わうことができるのです。

善光寺で多くの人が語る不思議体験

SNSや口コミサイト、そして実際に私の周りの体験談を聞いても、「暗闇の中で誰かの気配を感じた」「聞こえるはずのない声がした」といった不思議な現象を語る人は後を絶ちません。中には「不思議な色の光が見えた」「白い靄のようなものが横切った」という具体的な視覚体験をされる方もいらっしゃいます。

こうした体験談を聞くと、「やっぱり幽霊がいるんだ!」と怖くなってしまうかもしれませんが、少し視点を変えてみましょう。実は、戒壇巡りは別名「胎内巡り」とも呼ばれています。本堂の床下にある暗闇をお母さんのお腹の中(胎内)に見立て、一度「死」を経験し、再びこの世に生まれ変わるプロセスを象徴的に体験する場所なんです。

胎内に入る前、つまり生まれる前の世界や、死後の世界には、現世の理屈では説明できない存在がいても不思議ではありませんよね。古来より、暗闇は「あの世(彼岸)」と「この世(此岸)」の境界線が曖昧になる場所だと信じられてきました。参拝者は無意識のうちに「ここは死後の世界だ」という強い暗示(プライミング効果)にかかっています。そのため、普段なら気にも留めないような微細な音や空気の流れを、「霊の気配」や「メッセージ」として敏感にキャッチしてしまうのです。

例えば、前の人が衣擦れを起こした音が、壁に反響して「人の話し声」のように聞こえることがあります。また、暗闇で感覚が鋭敏になっているため、隣の人の体温や気配を、通常よりも強く「圧」として感じてしまうこともあります。これらを「心霊現象」と呼ぶかどうかは受け取り方次第ですが、私はこれを「怖いもの」としてではなく、「見えない世界に対する敬意と思い出し」の体験だと捉えています。科学的に説明できる現象であったとしても、その時あなたが何を感じ、どう心を動かされたかという「体験の事実」こそが、参拝においては最も重要だからです。

暗闇で光が見える脳科学的な仕組み

暗闇で光が見える脳科学的な仕組み

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「真っ暗闇の中で、紫や緑色の光の渦が見えた」「幾何学模様が浮かんで見えた」という報告は、心霊現象として語られがちですが、実はこれにはしっかりとした科学的な説明がつきます。専門的には「囚人の映画(Prisoner’s Cinema)」や「ガンツフェルト効果」と呼ばれる現象です。

囚人の映画(Prisoner’s Cinema)とは?
完全な暗闇や、視覚的な変化のない均一な視野(真っ白な壁など)に長時間置かれると、脳の視覚野が活動レベルを維持しようとして、自発的に神経発火を起こし、「光」や「色」「幾何学模様」の幻覚を作り出してしまう現象のこと。

人間の脳、特に視覚を司る部分は、常に目からの情報を処理しようと待ち構えています。しかし、戒壇巡りのような完全な暗闇では、処理すべき情報が全く入ってきません。すると脳は、「情報がないはずがない!何か見落としているのでは?」とパニックになりかけます。そこで、脳内のノイズや微弱な信号を無理やり映像化して、「ほら、何か見えたぞ!」と意識に送ってくるのです。これが、暗闇で見える光の正体である可能性が高いです。

また、「パレイドリア効果」という心理現象も関係しています。これは、壁のシミが顔に見えたり、雲が動物の形に見えたりするように、ランダムな刺激の中に意味のあるパターン(特に人の顔や姿)を見出そうとする脳の働きです。暗闇の中でわずかな音や光のムラを感じた時、脳がそれを「人の気配」や「霊の姿」として補完してしまうのです。

つまり、もしあなたが戒壇巡り中に光や人の姿を見たとしても、それは霊に取り憑かれたわけではなく、「情報を探そうと必死になっているあなたの脳が、正常に機能している証拠」なのです。そう考えると、少し愛おしく感じませんか?「私の脳、一生懸命働いてくれているんだな」と落ち着いて受け止めることで、恐怖心は驚くほど和らぎます。もちろん、それを「仏様が見せてくれた光」と解釈することも、信仰体験としては素晴らしいことだと思います。

善光寺の戒壇巡りは閉所恐怖症に危険

ここは少し真面目な注意喚起になりますが、閉所恐怖症や暗所恐怖症の方にとって、善光寺の戒壇巡りはかなりハードルが高い場所であることは間違いありません。私自身も少し閉所恐怖症の気があるため、初めて足を踏み入れた時は、想像以上の圧迫感に喉が渇き、心臓が早鐘を打つのを感じました。

最大の問題は、視覚情報がゼロになることで「空間の広がり」を認識できなくなる点です。実際には人が通れる十分な幅がある通路でも、目が見えないと「壁が迫ってくるような感覚」に襲われます。さらに、戒壇巡りの通路は一本道で、一度入ると出口まで引き返すことが難しい(逆走は危険なため基本的に禁止)という心理的な「逃げ場のなさ」が、恐怖心を加速させます。

特に注意が必要なのが、ゴールデンウィークやお盆、御開帳などの混雑時です。この時期は、前の人の背中に触れるほどの距離で、すし詰め状態で進むことになります。暗闇の中で他人の体温を感じ、自分のペースで歩けない状況は、閉所恐怖症の人にとってはパニック発作の引き金になりかねません。「息苦しい」「めまいがする」「叫びだしたい」と感じてしまうリスクが非常に高いのです。

閉所恐怖症の方へのアドバイス

  • 混雑を避ける:可能であれば平日の早朝や夕方など、人が少ない時間帯を選びましょう。自分のペースで歩けるだけで恐怖感は激減します。
  • 同伴者に挟んでもらう:信頼できる人と一緒に行き、列の先頭や最後尾ではなく、前後に挟んでもらう形で歩くと安心感があります。
  • 無理は禁物:入り口の階段を降りてみて「これは無理だ」と直感したら、恥ずかしがらずに引き返す勇気を持ってください。神様や仏様は、無理をして体調を崩すことを望んではいません。

もし途中で怖くなってしまったら、その場で立ち止まり、深く深呼吸をしてください。「この壁はずっと続いているわけではない」「必ず出口はある」と自分に言い聞かせ、壁に触れている手の感触に意識を集中させることで、パニックを防ぐことができます。

甲斐善光寺などでパニックになる原因

「善光寺」と名のつくお寺は長野だけでなく、山梨の「甲斐善光寺」や岐阜の「関善光寺」など全国に存在します。検索キーワードにもあるように、特に甲斐善光寺などで「パニックになった」という話を聞くことがありますが、その主な原因は、暗闇による「方向感覚の喪失」「平衡感覚の乱れ」にあります。

甲斐善光寺の戒壇巡り(お戒壇廻り)も、長野と同様に本堂の床下を巡る構造ですが、特徴的なのはその曲がり角の多さです。人間は、視覚情報がない状態で何度も角を曲がると、自分が今東西南北のどちらを向いているのか、スタート地点からどれくらい離れたのかといった空間認識能力(メンタルマップ)が崩壊します。これを「空間識失調」に近い状態と言ってもいいかもしれません。

「あとどれくらいで終わるのか分からない」という見通しの立たなさは、人間に強烈なストレスを与えます。特に、前の人が立ち止まってしまって列が進まなくなった時などに、「閉じ込められたのではないか」という妄想が膨らみ、過呼吸やパニックを引き起こしてしまうケースがあるのです。また、暗闇では平衡感覚も視覚による補正が効かなくなるため、まっすぐ歩いているつもりでもふらついてしまい、壁にぶつかることでさらに恐怖が増すという悪循環も起こります。

このようなパニックを防ぐための最大のテクニックは、「右手を絶対に壁から離さないこと」です。壁は、暗闇の海における唯一の命綱であり、羅針盤です。「壁さえ伝っていけば、物理的に必ず出口にたどり着く」という事実を、論理的に脳に言い聞かせ続けてください。また、声を出すことも有効です(大声は迷惑になりますが)。同伴者と「今、角を曲がったね」「まだ真っ直ぐだね」と声を掛け合うことで、自分の存在と位置を確認でき、正気を保つことができます。

善光寺の戒壇巡りと心霊の深い関係性

善光寺の戒壇巡りと心霊の深い関係性

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ここまで「怖さ」や「パニック」についてお話ししてきましたが、誤解しないでいただきたいのは、戒壇巡りはただ怖いだけの肝試しアトラクションではないということです。その恐怖体験の先にある「救い」と、構造的に仕組まれた深い意味を知ることで、あなたの体験の質は劇的に変化します。

1人でするお戒壇巡りの心構え

友人や家族とキャーキャー言いながら巡るのも、吊り橋効果で絆が深まり楽しいものですが、私は個人的に1人でのお戒壇巡りを強くおすすめします。

誰の声も聞こえず、誰の背中にも触れられない孤独な暗闇。その中で頼れるのは、壁に触れている自分の右手と、自分自身の心だけです。現代社会において、スマートフォンも手放し、視覚情報も遮断され、完全に「自分ひとり」になれる時間はどれくらいあるでしょうか?この孤独な時間は、まさに自分自身と深く向き合うための「マインドフルネス」な時間になります。

1人で暗闇に入ると、最初は「怖い」「早く出たい」という雑念が湧いてきます。しかし、しばらく進むと、その恐怖さえも客観的に見つめられる瞬間が訪れます。「私は今、何に怯えているんだろう?」「暗闇が怖いのか、孤独が怖いのか?」と自問自答することで、自分の心の弱さや、逆に芯の強さに気づくことができるのです。

心構えとしては、まず本堂に入る前に一呼吸置き、「これからの時間は、自分自身と阿弥陀様だけの対話の時間だ」と意図を設定してください。そして、暗闇の中では余計なことを考えず、ただひたすらに「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と心の中で唱え続けるのも良いでしょう。あるいは、自分の叶えたい願い事を、一歩進むごとに反芻するのもおすすめです。誰にも邪魔されない空間だからこそ、その願いは純度を増して、深層心理に深く刻み込まれます。

そして、長く暗い通路を抜けて、出口の微かな光が見えた瞬間。あの安堵感と、光の美しさは言葉では表現できません。「ただ光があるだけで、こんなにも有難いんだ」という気づきは、日常の悩み事をちっぽけなものに感じさせてくれるほどのパワーがあります。1人だからこそ味わえるこの感動を、ぜひ体験してみてください。

49メートルの闇が作る恐怖と嘘

特に岐阜県にある「関善光寺」の戒壇巡りは、通路の長さが厳密に「49メートル」に設計されていると言われています。この「49」という数字、仏教に詳しい方ならピンとくるかもしれません。そう、人が亡くなってから次の生を受けるまでの期間である「四十九日(中陰)」を象徴しています。

(出典:関善光寺『日本唯一の卍字型戒壇巡り』)

仏教の教えでは、人は死後、49日間の旅を経て、閻魔様の裁きを受けながら次の行き先(来世)が決まるとされています。この期間は、暗くて険しい道のりであるとも言われます。つまり、私たちはあの暗い通路を歩いている間、単なる地下通路を歩いているのではなく、「死後の49日間の旅」を物理的にシミュレーションしているのです。

そう考えると、あの場所が怖くて当たり前だと思いませんか?むしろ、恐怖を感じることこそが、この修行の正解なのです。かつて修行僧たちは、この人工的な暗闇の中で、死の恐怖と向き合い、死を乗り越えるための精神修行を行っていたと言われています。「心霊スポットだから怖い」のではなく、「死を疑似体験する場所だから、本能的に怖い」のです。

しかし、ここには「嘘」というか、優しい救いもあります。実際の四十九日の旅はもっと過酷かもしれませんが、戒壇巡りでは「壁」という導きがあり、必ず「出口」という再生が用意されています。どんなに暗くても、歩き続ければ必ず光に出会える。この「49メートル」の設計には、「死の恐怖」を教えると同時に、「必ず救いはある」という仏教の慈悲深いメッセージが込められているように私は感じます。

善光寺の戒壇巡りで錠前に触れる意味

善光寺の戒壇巡りで錠前に触れる意味

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この暗闇の旅には、明確なゴール、あるいはミッションが設定されています。それが「錠前(じょうまえ)」に触れることです。

各地の善光寺における名称

  • 長野善光寺:極楽の錠前(ごくらくのじょうまえ)
  • 関善光寺:仏性の鍵(ほとけしょうのかぎ)

この錠前は、本堂のご本尊である「阿弥陀如来(あみだにょらい)」様の真下に位置しており、物理的にも精神的にもご本尊と繋がっているとされています。真っ暗闇の中で、視覚を使わずに「手触り」だけでこの鍵を探し当て、ガチャガチャと触れること。これこそが、阿弥陀様と直接ご縁を結ぶ(結縁する)行為であり、この巡礼の最大のクライマックスです。

では、なぜ「見る」のではなく「触れる」のでしょうか?それは、暗闇(=死の世界)において、私たちが頼れるのは視覚という欺瞞の多い感覚ではなく、触覚という確かな「実感」だけだからかもしれません。「ここに鍵がある」という確かな手応えこそが、「私は仏様に守られている」「極楽往生が約束された」という確信に変わるのです。

また、この錠前に触れることには、「過去の罪が消滅する」というありがたいご利益もあると言われています。私たち人間は、生きていれば知らず知らずのうちに誰かを傷つけたり、嘘をついたりして、小さな罪悪感を積み重ねているものです。心霊現象を怖がる心理の根底には、実は「バチが当たるのではないか」という、自身の後ろめたさがあることも少なくありません。

しかし、あの暗闇の中で必死に錠前を探し、それに触れた瞬間、仏様は「よくここまで来たね、もう大丈夫だよ」とすべてを許してくださいます。指先に触れる冷たい金属の感触が、不思議と温かく感じられるのは、そこに仏様の慈悲があるからでしょう。だからこそ、もしこれから行かれる方は、怖がらずに、壁に手を擦り付けるようにしてでも、必ずその「救いの鍵」を見つけ出してくださいね。

関善光寺にある卍戒壇巡りの特徴

もし、あなたが長野の善光寺ですでに戒壇巡りを経験していて、「もっと深い体験がしたい」「もっと本格的な修行に挑戦したい」と思っているなら、ぜひ岐阜県関市にある「関善光寺(せきぜんこうじ)」の戒壇巡りに足を運んでみてください。ここは通称「卍(まんじ)戒壇巡り」と呼ばれ、日本国内でもここでしか体験できない非常に特殊な構造をしています。

長野の善光寺を含め、全国にある多くの戒壇巡りは、通路が「ロの字型」や「コの字型」のように、比較的シンプルな周回コースになっています。しかし、関善光寺の通路は、その名の通り仏教のシンボルである「卍(まんじ)」の形をしています。これが何を意味するか、想像できますか?

単純な直線や直角の曲がり角ではなく、複雑に入り組んだ十字路や鋭角な曲がり角が連続するのです。ただでさえ視界ゼロの暗闇の中で、この複雑なルートを進むことは、まさに「迷路」に迷い込んだような感覚に陥ります。「あれ?さっきここ通ったっけ?」「出口はどっち?」と、三半規管が完全に狂わされる感覚は、長野のそれとは比にならないほどの「空間識失調」を引き起こします。

比較項目長野 善光寺関 善光寺(岐阜)
通路の形状直線的(ロの字型など)卍(まんじ)型(日本唯一)
難易度・怖さ★★★★☆(神聖な畏怖)★★★★★(迷宮のパニック感)
通路の全長約45メートル49メートル(中陰の旅を表す)
ゴール極楽の錠前仏性の鍵(錠前)
拝観料(大人)600円(内陣参拝料含む)300円(戒壇巡りのみ)

表を見ても分かる通り、関善光寺の拝観料は大人300円、子供(中学生まで)100円と非常にリーズナブルです。この手軽さから、休日は家族連れやカップル、学生グループが肝試し感覚で訪れることも多いのですが、出てくる頃には皆さん一様に「ナメてた……」「本当に怖かった」と顔を青く(あるいは紅潮)させています。

特に「卍戒壇巡り」の凄さは、その「情報のなさ」にあります。曲がり角が多いということは、それだけ壁にぶつかるリスクも高く、慎重に進まなければなりません。右手を腰の高さで壁に当て、すり足で一歩ずつ進む。その慎重な歩みこそが、人生における「迷い」と「手探り」を象徴しているようにも感じられます。どこまでも続く暗闇の迷宮で、自分の信じる方向へ足を踏み出す勇気。関善光寺では、そんな人生訓のようなものを、身をもって(というか恐怖をもって)学ぶことができるのです。

長野に行ったことがある人も、ここに来ればまた違った「闇の深さ」を知ることになるでしょう。心霊云々というよりも、自分の脳と感覚が試される、極上のエンターテインメント(修行)と言えるかもしれません。

善光寺の戒壇巡りは心霊を超えた修行

「善光寺 戒壇巡り 心霊」というキーワードで検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと「怖いもの見たさ」や「非日常への憧れ」を持っていたのだと思います。ここまで読んでいただいて、いかがでしたでしょうか。その興味は満たされましたか?それとも、少し印象が変わりましたか?

私たちが戒壇巡りで感じる「心霊現象」のような感覚。気配、光、音、そして圧倒的な恐怖。これらは決して、忌むべき悪いことではありません。むしろ、「正しく怖がれている」と胸を張ってください。

現代社会は、夜でも街灯が光り、手元にはスマホのバックライトがあり、24時間コンビニが開いています。「真の闇」が失われた世界で、私たちは「見えすぎること」に慣れてしまいました。見えすぎるからこそ、他人と比べ、余計な情報に惑わされ、自分の心の声が聞こえなくなっているのです。

善光寺の戒壇巡りが提供してくれるのは、そんな現代人への「強制的なデジタルデトックス」であり、「感覚の初期化」です。

49メートル(あるいは45メートル)の暗闇に身を置くことで、私たちは強制的に視覚を奪われます。すると、眠っていた聴覚、触覚、嗅覚、そして第六感が呼び覚まされます。暗闇で感じる恐怖は、あなたの生命力が「生きたい!」と叫んでいる声そのものです。そして、長く苦しい暗闇を抜けて、出口から差し込む外の光を見た時、ただの太陽の光が「神々しい奇跡」のように見えるはずです。「ああ、私は生かされているんだ」「世界はこんなにも美しいんだ」という感動は、どんな自己啓発本を読むよりも深く、魂に刻まれます。

かつての修行僧たちが、この装置を使って精神を鍛えた理由がよく分かりますよね。これは、幽霊が出る・出ないという次元の話ではなく、「自分自身の弱さと向き合い、生まれ変わるためのシステム」なのです。

ですから、もしこれから戒壇巡りに行かれる際は、「幽霊が出たらどうしよう」と怯えるのではなく、「どんな新しい自分に出会えるだろう」とワクワクしながら暗闇に飛び込んでください。そこで感じるすべてが、仏様からのギフトであり、あなた自身へのメッセージです。錠前に触れ、無事に出口に出た時、あなたの背中についていた重たい荷物(悩みや迷い)は、きっと闇の中に置いてこれているはずですよ。

まとめ:善光寺 戒壇巡り 心霊の真実

  • 心霊現象の正体は、感覚遮断による脳の「幻視(囚人の映画)」や防衛本能によるものが多い。
  • 「49メートル」は死後の四十九日の旅を表し、恐怖を感じるように意図的に設計されている。
  • 錠前(鍵)に触れることは、阿弥陀如来と結縁し、罪を消滅させる最大の目的。
  • 関善光寺の「卍戒壇巡り」は、迷路のような構造でさらに難易度と没入感が高い。
  • 恐怖の先にあるのは、日常の光への感謝と、生まれ変わったような爽快感。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたの善光寺参拝が、恐怖を超えた素晴らしい体験になることを、心からお祈りしています。

もし、善光寺での体験を通じて「目に見えない力」や「パワースポット」に興味を持たれたなら、ぜひ次は新潟県の「弥彦神社(やひこじんじゃ)」にも足を運んでみてください。ここは「おやひこさま」と呼ばれ、仕事運や縁結びに絶大な効果があると言われる、私イチオシの最強パワースポットです。暗闇で浄化されたクリアな心で参拝すれば、神様のパワーをよりダイレクトに受け取れるはずですよ。

詳しくは、弥彦神社のパワースポット効果!仕事運や縁結びの不思議な体験の記事でたっぷりと紹介していますので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。

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